合掌

最近の様式

空

昔の葬儀の様式とはどのようなものだったのでしょうか。昔の一般的な葬儀を考えてみると、ほとんどは親族や隣近所、知人友人と協力して行う大規模なものでした。その規模は親族の数や隣近所との兼ね合いといったものもありましたが、一般の参列者も多いものです。これは助け合いの精神からきているもので、今回はうちが手伝ってもらったから次回はうちが手伝う番、という風に町内全体で葬儀を行うという認識が強いものだったようです。現在でもこういった葬儀は地方で見ることができますが、都市部ではこういったものは見られません。都市部でこういったものが見られないのはご近所付き合いの希薄さというのも原因のひとつではありますが、行う場所がないということも挙げられます。こういった大規模な葬儀は自宅や寺院などで行うことが多かったのですが、都市部ではマンション暮らしが多く、そういった寺院が周りにないという場合もあります。そのため、規模が小さくなっていったともいえます。

最近の自然葬では大きな会場を押さえる必要がなく、費用に関しても比較的少なく抑えることができます。直葬はさらに規模が小さいもので、この場合はそもそも葬儀という宗教儀式を行いません。火葬式とも呼ばれるもので、その名の通り火葬だけを行うという少し変わった様式です。密葬とよく似た形式ではありますが、直葬の場合はそれ単体で終わらせるものであるため、本葬を行うということがありません。こういった小規模かつ火葬だけを行うということから、数ある様式のなかでは最も費用を安く抑えることができるものです。